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2023.10.09
2023年10月7日(土)~9日(月・祝)に開催された「福島復興グランプリ~経済産業省が主催する復興まちづくりアイデアソン」に当社代表の角が参加し、参加チームが全国優勝しました。
<参加コメント>
2023年10月7日(土)~9日(月)の間、経済産業省が主催する「福島★復興グランプリ2023」に参加致しました。
今回のフィールドは、福島県の「被災12市町村」。
原発事故の影響で避難を余儀なくされた12の自治体であり、人口がゼロになった町もある被災中心地です。
私はDX/IT業界に25年在籍している事もあり、テクノロジーを活用して地域を活性化する事業アイデアを提案すべく、
双葉町、大熊町、富岡町の以下の施設を中心にフィールドワークを行って参りました。
・Jヴィレッジ
・大熊インキュベーションセンター
・FUTABA Art District
・とみおかワイン小浜圃場
・東京電力廃炉資料館
・富岡小中学校
・ふたばいんふぉ
・夜の森公園周辺探索
どの地区も住環境や雇用機会が限定的であり、人の受け皿がまだ未整備な状況が続いているため、避難者が戻らずにコミュニティが分断されたままとなっています。自分が想像していた以上に地域課題は多岐に渡っていると感じました。
一方で、大熊インキュベーションセンター等を中心とし、最先端テクノロジーを駆使した研究開発や本気で震災復興に取り組んでいる地域課題解決型のベンチャー企業が多数在籍しており、各企業の代表の方とやり取りをしている中で、地域を良くしたいと願う熱心な志にとても感銘を受けました。
最終日は、郡山商工会議所会館に移動し、今までフィールドワークをしてきた結果を取り纏めて、チームで事業アイデアを最終整理し、各自で分担を行いながら、プレゼン資料に落し込んでいきました。
我々のチームは、フィールドワークを通じて、直ぐに効果的なビジネスモデルを構築するのは困難であると判断し、まずは域外の人達が、福島県沖に足を運んでもらえる仕組みを新たに構築し、関係人口を増やす事にフォーカスしました。
そのためには、足を運びたくなるような面白い施設が必要ですが、予算的にも実現可能性は困難であるし、面白イベントを開催しても一過性のものとなってしまう。
そこで我々のチームが思いついたのは、福島県沖の広い敷地をうまく活用する事で、趣味を実現する事が可能なコミュニティを構築し、また、交通費や宿泊費をゼロに近づけるサブスクリプションサービスを提供するスキームを検討致しました。
タイトルは「世界中のおたくに”巣”を」とし、県外や海外からOTAKUに巣(居場所)を提供する事で、福島県沖をオタクの聖地にしてしまおうという作戦です。
たまたまですが、我々のチーム内に自作モビリティ(自動車DIY)で自分の自動車を構築し、約7ヵ月間で日本一周を達成した方がいらっしゃったので、初回は自作モビリティOTAKUとなりました。
どのチームも素晴らしい発表内容であり、最終的にグランプリ(経済産業賞)を受賞できるとは思っていませんでした。
とても良いチームに恵まれたと思っております。本当に感謝申し上げます。
また、この3日間を通じて様々な方々とコミュニケーションを取らせて頂きまして、私自身もとても刺激を受けましたし、最高の思い出を作る事ができました。勇気を出して参加してみて本当に良かったです。
最後に主催者の方々にもこのような機会くださった事に感謝の気持ちで一杯です。本当にありがとうございました。
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